近年、中国発のSNS「小紅書(RED/Redbook/レッドブック)」は、その影響力を急速に拡大させており、いまや中国本土の若年層女性にとどまらず、台湾・香港・シンガポール・マレーシアといった華僑・中華系の消費者層の間でも広く浸透しています。
特に商品選定や旅行情報の収集といった購買前の意思決定において、小紅書は“検索エンジン”のような役割を果たしており、多くの消費者にとって信頼できる情報源として日常的に活用されています。
私たちは、日本とタイを拠点に、中国および東南アジア市場を対象としたオンラインとオフラインでの統合型マーケティングを提供する企業です。小紅書(RED)を活用したプロモーションにおいても、単なる投稿代行やKOL/KOC(インフルエンサー)の起用にとどまらず、「検索設計」「信頼醸成」「ブランドの一貫性保持」「分析と改善」など、多層的な観点からアカウントを戦略的に運用しています。
本記事では、特に中華圏顧客に向けたプロモーションを検討している日系企業様に向けて、単なる投稿では終わらせない、“検索に強く・信頼される”コンテンツ運用を実現するための、特に重要な戦略を3つの柱に分けてご紹介します。
小紅書(RED)はSNSでありながら、「検索されること」を前提に設計されたアルゴリズムを持っています。消費者は、商品名やカテゴリ名に加え、「使ってみた感想」や「悩み別のキーワード」で検索を行い、リアルな使用体験を求めています。
そのため、投稿設計においては以下の点が極めて重要となります。
– 投稿ごとに「主キーワード」を明確に定める
– タイトル・本文・ハッシュタグのすべてに検索キーワードを自然に含める
– 検索時に視認されやすい、共感を呼ぶタイトルづけを行う
商品の特徴だけでなく、中華圏消費者の検索行動や文化的背景を考慮して、検索アルゴリズムに対応した投稿設計をすることが重要です。
小紅書の強みは、“広告感の少ないリアルな声”が消費者の信頼を集めている点です。よって、企業側の情報発信のみならず、消費者と同じ視点に立った、丁寧でリアリティあるコンテンツ制作が求められます。
たとえば、以下のような要素を含めた投稿はエンゲージメント率が高くなります。
– 実際に商品を使用しているディテール写真・動画・手順
– 利用前後の変化がわかる比較やレビュー
– 親しみやすく消費者の心理に寄り添った語り口や企業ブランドイメージに合った言語表現
– コメントへの返信や、質問への積極的で誠実な対応
単なる「見た目の整った投稿」ではなく、マーケティング心理やコンバージョン導線も踏まえたストーリー設計により、“読みたくなる・信じたくなる・買いたくなる”投稿を制作することが重要です。
小紅書(RED)で成果を出すためには、「どのアカウントから、誰に向けて、何をどう届けるか」という視点が欠かせません。アカウント運用は1つに集約するのではなく、目的ごとに分担することで、相乗効果が生まれます。
具体的には以下のような役割分担が有効です。
– ブランド公式アカウント:製品情報・世界観・キャンペーンの発信
– KOL(インフルエンサー):認知拡大と信頼感の醸成
– KOC(一般消費者):検索に強いクチコミ・実体験の蓄積
KOL・KOCとの関係構築からブランド情報の伝達、スケジュール調整、投稿監修、権利管理までを一貫して行い、情報の一貫性とブランドイメージの統一を保ちながら、継続的なコンテンツ資産を構築していく必要があります。
小紅書(RED)を通じて中華圏の消費者に的確にアプローチするためには、表面的な投稿や一時的なプロモーションだけでは不十分です。
本質的に成果を生むには、「検索に強い投稿設計」「消費者の心理に寄り添うコンテンツ構成」「ブランドとしての一貫性のある発信」、そして「KOL・KOCを含むパートナーとの連携体制」など、複数の視点からアカウント全体を戦略的に運用する必要があります。
弊社では、以下のような重要な観点をすべて網羅し、クライアント様ごとのブランド特性や目的に合わせて、柔軟かつ実行力のあるサポートを提供しています。
単に商品の特徴やブランド情報を並べるだけではなく、中華圏ユーザーの検索傾向や文化的背景をふまえ、キーワード設計からタイトル・タグ・本文までを最適化。見つけてもらえる投稿へと導きます。
購入につながる自然な流れを意識し、マーケティング心理にもとづいたストーリー性のある投稿を企画・制作します。
KOL(Key Opinion Leader)およびKOC(Key Opinion Consumer)のリサーチ、連絡、スケジュール調整から、投稿スケジュール管理、コンテンツ制作のガイダンス提供、投稿前のチェック・レビュー・修正指示まで、インフルエンサー施策に必要なすべてのプロセスを一括して対応します。
公式アカウントからKOL投稿まで、発信される全ての情報が矛盾なく、ブランド価値を損なわないように管理。複数の視点からの投稿でも、全体として統一感を持たせる設計を行います。
これらすべての要素を包括的に支援できる体制が、弊社の強みです。
「何から始めれば良いかわからない」というクライアント様も、「すでに運用しているが成果が出ていない」というクライアント様も、お気軽に下記コンタクトフォームよりお問い合わせください。
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